ほんとうに読書がひとを豊かにする

こんにちは、「こゆ-そつ」ブログのumiです

今回はいつもの家づくりのお話しとは違い、

私が好きな本をご紹介させていただこうと思います

本といっても色々あるかと思いますが、小説やビジネス書、自己啓発、漫画などの

umiが面白かったと思うものをご紹介したいと思います

ご紹介の前に、なぜ読書なのか

なぜ読書なのかということなのですが特に深い意味はないのですが

きっかけは本を読んでると頭が良さそうに思われるかなぐらいの気持ちでした(笑)

ただ、最初は不純な動機で本を読み始めたのですが、

たくさんの本と触れ合い続けることにより少しづつ考え方がかわり、

考え方が変わったおかげで行動が変わり、行動が変わったおかげで習慣が変わり、

人生にも変化がありました

結婚もでき、転職もし、資格取得もでき、資産運用もはじめられました

もちろんすべて読書のおかげとはいいませんが少なからず

影響はあったのは事実かと思います

読書により受け取り方や感じ方がかわり、他人の意見も受け入れやすくなったと思っています

おかげでいろいろな人に出会い、自分の考え方を押し付けるのではなく

色々な人の意見があるのだなと感じれるようになりました

その他、本を読むと内容をイメージするために頭を使うので、

家の設計やデザインなどでも必要な想像力が本によって鍛えられたと

勝手に自分で思い込んでいます

小学校の時から多少本を読む習慣があったのですが、

大人になるにつれ本を読まなくなってしまっていました

ある時、西加奈子さんの「さくら」という本を本屋さんで何気なく手に取り

(本当に何気なく表紙がいい感じだったので)

購入して読み始めたのですが、文字ばかりで読むのに苦労するだろうと思っていたのですが

ライトな表紙とは裏腹に予想以上に内容が濃く特殊な人間模様に

小説なのにまるで漫画のようにサクサクと読進めることができ、

小説ってこんなにも楽しく読めるのかと感動し、そこから小説沼にハマりました

なので、初回は西神奈子さんの「さくら」です

タイトルの「さくら」ですが、この家の12歳になる犬の名前です

あまり詳しくは書きませんがこのサクラがキーワン(犬)になります

一般的な家族の物語のように始まり、色んな苦難を乗り越えて家族が

また一つになろうと前へ進んでいくお話しです

5人家族で、父(昭雄)、母(つぼみ)、長男(はじめ)、次男(かおる)、

長女(みき)、愛犬(サクラ)12歳

長男のはじめは、かなりのイケメン、成績優秀でスポーツ万能「はじめ伝説」を作ったほどの人物

次男のかおるは、長男と長女に挟まれて劣等感を感じるが、記憶力が良く成績優秀者です

長女のミキは容姿端麗ですが、暴力的な人物で長男のはじめを尊敬&愛している感じです

お父さんは頑張りすぎてしまう感じで、お母さんは太陽のように明るい性格の

5人の家族がそれぞれ紆余曲折、波乱万丈があり、様々な事件が起こります

普通の家族のようで普通でない物語が、次男のかおる目線で進んでいきます

大阪から大学のため上京したかおるが父親から「年末家に帰ります おとうさん」

という2年前に家を出て行った父から手紙をもらい久しぶりに実家に

帰るところから物語が始まります

久しぶりに実家に帰ると老犬になった「サクラ」がおり、昔の思い出が蘇る

思い出す回想の中で兄弟の思い出が展開していきますが、

誰もが羨むような幸せな家族に、突然絶望的な事件が起こり

家族の幸せだった日々が少しづつバラバラになっていきます

長男はじめが大学生になったある日、事故に巻き込まれたことを境に

家族に暗雲が立ち込めます

はじめは「神様は打たれへんボールばかり投げてくる」といい

二人のヒーローだった長男のはじめは見る影も無くなってしまいます…

そして大きな事件が起こってしまい、それがきっかけで家族が

バラバラになり不幸のどん底のような展開になります

父は家を出ていき、母はブクブクと太ってしまい、妹は見た目を気にせず引きこもりになり

かおるは東京の大学へ逃げるように進学

そして冒頭の手紙が年末に送られて来きます

みんなでお墓参りに行った大晦日の夜、サクラが犬小屋の前で動かなくなり

家族がまたいなくなるのは耐えられないと

全員でサクラを助けるために車で病院を探し回りますが、なかなか見つからない

その車中自分の思いをミキが話し始めます

そうこうしている内に車中でサクラがゲップをしたと思ったら

緑のうんちを漏らしミキはうんちまみれになってしまいます

すると、サクラは恥ずかしそうに尻尾を振り元気になっています

多分ここで家族みんな笑顔だったのではないでしょうか

そして家族に新しい年が明け、そこには何気ない日常がありました

神様はいつだって打てないボールなんて投げてきませんでした

ボールを投げ続けていたのは、僕達だったのだから

爽やかな文章なのに、なんとも言えない閉塞感

本当にスラスラと読める文章なのに、内容が重い

内容が重いのだが、不思議と読み進めやすい

久しぶりに手に取った本がこの「さくら」で良かったと思いました

読書が楽しく、不思議で、読後のなんとも言えない気持ち

本当に良い本だと思います

幸せな家族が一人の大切な人をなくすことによってバラバラになり

感情が壊れていく様がとても辛い気持ちになります

この家の愛犬「サクラ」だけがいつもと変わらない存在で、その「サクラ」が

家族のあるべき姿へと戻すための一助となる

この続きがどうなるのか想像してしまうような読後でした

最近知ったのですが、この小説「さくら」ですが、映画にも漫画にもなっているようで

今度映画の「さくら」も見てみようと思いました

今回初めて本のご紹介をしましたが、もっと丁寧にご紹介できるように精進して参ります

読書を通じて皆様の人生が豊かになることを信じています

ありがとうございました

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